2018/08/01

保険料の支払いが困難になったときはどうしたらいいのか

~保険料の支払いが困難になったときはどうしたらいいのか~

生命保険は10年、20年、終身、と長期間にわたるものなので当然その間に色々あるかと思います。一時的な失業などで保険料の支払いが困難になることもあるかもしれません。そんな時、すぐに解約しなくてはいけないという訳ではありません。保険契約を継続させるためにはどんな方法があるのかを紹介していきます。

失業などで保険料の支払いが一時的に困難になったときに利用できるのが「自動振替貸付制度」です。これは保険会社が契約している保険の解約返戻金の金額内で契約者に代わってその保険料を自動的に立て替えて、契約が継続される制度です。
したがって、この制度を利用できるのは、『養老保険』や『終身保険』などのような解約返戻金のある貯蓄性の保険に限られるので注意が必要です。

将来的に保険料の支払いが困難な場合には、以後の保険料の支払いを中止して、そのときの解約返戻金をもとにして「払済保険」「延長(定期)保険」に変更するという方法があります。 
「払済保険」とは、これから先の保険料の払い込みを中止し、その時点の解約返戻金をもとに、もとの契約の保険期間を変えず、同じ種類の保険や養老保険に変更する方法です。
「延長(定期)保険」とは、これから先の保険料の払い込みを中止し、その時点の解約返戻金をもとに、もとの契約の保険金を変えず、死亡保障だけの定期保険に変更する方法です。

保険料の支払額を減らしたい場合は、保険金額を減額するという方法があります。これは契約している保険の一部を解約するということになり、その解約分について解約返戻金があれば支払われることになります。また、契約している保険金額が減るので、支払う保険料も減ります。

保険料の支払いが難しくなってしまったからといって安易に解約してしまえば、大切な保障も無くなってしまうため、あくまでも解約は最後の手段と考えたほうが良いでしょう。まずはなにか方法がないかを相談してみてください。
また、保険に入りたいが保険料の負担が心配という方は、上記も頭に入れた中で保険の検討を是非してみてください。

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