2018/08/01
医療費控除について
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医療費控除について
「医療費控除」をご存知でしょうか?
医療費控除とは、1年間に支払った医療費の合計が一定の金額を超えた場合に、
所定の金額分の「所得控除」を受けることができる制度です。
所得控除とは、1年間の所得から個人の状況に応じて一定金額を差し引く制度のことです。
医療費控除は確定申告を行うことで、支払った医療費に応じて課税される所得が減額され、結果として所得税と住民税が安くなります。
医療費控除の金額は以下のとおり計算します。
医療費控除の金額(最高で200万円) =
実際に支払った医療費の合計額 -健康保険や医療保険などで補填される金額 - 10万円
つまり1年間のうちに自己負担で支払った医療費が10万円を超えたときに、医療費控除は使えます。
ただし、1年間の総所得金額が200万円未満の方は、差し引かれる金額は10万円ではなく総所得金額の5%の金額となります。
医療費控除の申請を行うタイミングは確定申告期間と同様です。
原則、確定申告期間は所得が生じた年の翌年2月16日~3月15日となっています。
年末調整では医療費控除の申請を行うことはできません。
ただし給与所得者など本来確定申告が必要ない方が所得税の還付を受けることができる「還付申告」の場合、医療費などのかかった年の翌年1月1日から5年以内であれば申告が可能です。
対象となる方も多いと思いますので
是非、医療費控除の制度を使用してみてはいかがでしょうか。