2018/08/01

抗がん剤治療特約とは

抗がん剤治療とはがん細胞の増殖・成長を防ぐために使用され、再発・転移の防止が主な目的となります。今ではガン治療をしている半数の方が抗がん剤治療を受けていると言われています。また、日本人の死因として一番多いのは「がん」です。そのがんの治療の主流となっているのが「抗がん剤治療」です。

抗がん剤治療は局所に対しての治療ではなく、全身に対してがん細胞を破壊する効果があるため、がんの転移が進んでいるような場合に抗がん剤治療を行います。 一方で、正常な細胞に対しても影響がでてしまうため、身体への負担も大きい治療法とされています。また、抗がん剤治療に即効性はなく、何度か治療を重ねていくため、治療期間がかかりそれに比例して費用も高くなっていきます。 抗がん剤治療は身体への影響もあるため、投薬期間と休止期間を繰り返しておこなわれます。この1サイクルは1コースとよばれますが、1コースあたり30万円程度の費用が発生します。 1コースの期間は、おおよそ1.5ヶ月程度が多いですが、1度でがん細胞は無くならないようなら、治療も2回3回と繰り返され、その分費用も2倍3倍と高くなっていくため、トータルでは100万円程度かかると考えられます。

抗がん剤治療特約は、がんと診断されただけでは給付金はなく、実際に抗がん剤治療をおこなった場合に支払われます。通常のがん保険では、がんの診断を受け給付金○万円、入院1日で○万円となっていることが多く、抗がん剤治療をしようが、その費用は保障されません。そこをカバーするのが抗がん剤治療特約となります。

抗がん剤治療は身体への負担も大きく、治療期間も長期化する場合が多いため、費用も高額になります。そのような経済的な負担をバックアップする「抗がん剤治療特約」は心強い特約といえます。がん保険に加入しているからといって安心していると十分な治療が受けられないなんてことになる可能性もあります。今ご自身が入られている保険には、抗がん剤治療特約は付いているのか是非確認してみてください。もし、保険にご加入されていない方や特約が付いていない方はこの機会にご検討してみてはいかかでしょうか。

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