2018/08/01
上皮内新生物について
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上皮内新生物について
まず、がんには「悪性新生物」と「上皮内新生物」の2種類があります。
上皮内新生物とは悪性新生物とは違い、腫瘍細胞が粘膜の上部層である上皮内にとどまっており、その下の基底膜を破って浸潤していない状態をいいます。
初期の状態のがんであり、上皮内新生物は放置すれば悪性新生物に進行する場合がありますが、早いうちに完全に取り除くことで転移や再発の心配がなくなります。
がん保険を検討する場合、上皮内新生物に対する保障がどのようになっているのかをよく確認する必要があります。なぜなら、上皮内新生物については保障がなかったり、保障額が小さかったりすることがあるからです。
ただし、上皮内新生物に対する保障が少ない保険は悪い保険かというと決してそういうわけではありません。上皮内新生物の段階では命の危険性はほぼありませんし、大掛かりな手術も必要がないことが多く、治療費もあまり高額にはなりません。
しかし女性は注意が必要です。
部位別のがんの進展度分布をみると、子宮は44.0%、子宮頚部は65.1%と高い割合で上皮内新生物が見つかっています。
また、乳がんでは上皮内新生物であっても治療後に乳房再建術を受ける場合があります。
そのため女性ががん保険を検討する際は、上皮内新生物までしっかりと保障される商品を選ぶと安心です。
がん保険に上皮内新生物の特約を別途付けることができる保険もありますので、
ご検討してみてはいかがでしょうか。