2018/08/01
妊娠中の保険加入について
- 個人向け保険
- 生命保険
~妊娠中の保険加入について~
妊娠がわかると、妊娠前と同じような条件では保険に入りにくくなってしまうことを知らない方も多いのではないでしょうか。
その時になって困らないために、妊婦さんの保険事情をご案内いたします。
妊娠・出産は病気ではないので、原則として全額自己負担です。しかし、「妊娠検診費用助成」や「出産育児一時金」などの制度が設けられており、通常の出産であれば費用面での心配はさほどありません。
しかし、重度のつわりや帝王切開での出産、切迫流産・早産などの状況になることも十分ありえます。このようなケースでは、医療費は他の病気と同様に3割負担になります。
また、厚生労働省の平成30年医療施設(動態)調査によると、4人に1人が帝王切開で出産しており、近年増加傾向にあります。
また、自然分娩に比べて入院日数が長くなり、ベッド代など自己負担額が増えると考えられます。
こうした不測の事態に備える一つとして生命保険に加入するのは有効ですが、ここで注意したいのが、保険加入のタイミングです。医療保険には、各保険会社が定めた引受基準があり、妊娠中の場合、加入時に条件がついたり入れなかったりするケースは少なくありません。
一般的に妊娠27週目までは医療保険に加入できるとされていますが、その場合でも「特定部位不担保」により、妊娠・出産トラブルで手術を受けたとしても、給付を受けることができないといった条件が付いてしまうのです。
そのため、妊娠前や結婚が決まった時点で生命保険の検討・加入をすることをおすすめします。
安心して出産日を迎えられるよう、国の制度に加えて民間の生命保険の必要性についてご夫婦で話し合ってみてはいかがでしょうか。