2018/08/01
先進医療 重粒子治療について
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~先進医療 重粒子線治療~について
今回は日本発のがん治療技術、先進医療の重粒子線治療についてご紹介したいと思います。
まず、従来の放射線治療で使用されている放射線は、電磁放射線のX線やγ(ガンマ)線で、これらの放射線はガンの病巣に対して体外から放射すると、体の表面近くで最大放射線量になる為、病巣に届く時点では十分に攻撃することが出来きませんでした。また、正常な細胞も攻撃してしまうことから体に対するダメージが大きく、X線では深部のガンの治療は困難であるという欠点がありました。ですが、重粒子線治療では、体の深部にあるガンも攻撃できることや、標的となるガンだけに強いエネルギーを与えて、従来の放射線より効果的に治療ができる様になったそうです。
また、重粒子線治療と併せて聞く事の多い陽子線治療ですが、こちらも重粒子線治療法で使用する粒子放射線と同じ放射線であり、治療方法の違いはあまりありませんが、重粒子線の方が陽子線よりガンを死滅させる効果が高いという特徴があるそうです。
つまり、先進医療の重粒子線・陽子線治療は
従来のX線を用いた放射線療法より、細胞の破壊力は強いのに、ガン以外の正常な細胞を傷つけることはなく、治療期間も短くてすむそうです。
先進医療とは、厚生労働省が高度な医療技術を必要とする治療に対して実績を認めた場合に、特定の医療機関でのみ受けることができる治療です。
もしものことがあった時、最新の治療を受けられるよう備えてみてはいかがでしょうか。