2018/08/01

「障害年金」とは?

障害年金とは、公的年金制度にある保障機能の一つです。
病気や怪我によって働けなくなった人や、生活に制限が出ている人に支給される年金です。

公的年金制度に加入していて年金の納付状況をクリアしている人であれば、誰でも所定の障害状態になった際に障害年金を受け取ることができます。

◎障害年金の種類
障害年金は障害基礎年金と障害厚生年金に分かれており、遺族年金や老齢年金と同様に加入している年金制度によって、受け取れる年金の種類が決まります。
自営業を営んでいる人やその家族が加入している「国民年金」であれば「障害基礎年金」が、サラリーマンやその家族が加入している「厚生年金」であれば障害基礎年金に加えて「障害厚生年金」が給付されます。

◎障害年金を受け取るために必要な3つの要件
1.障害状態に該当していること(障害認定日要件)
2.初めて診断された日に、国民年金または厚生年金に加入していること(初診日要件)
3.保険料の未納がないこと(保険料納付要件)

◎障害基礎年金の支給額
・1級:975,125円(月額81,260円)+子の加算
・2級:780,100円(月額65,008円)+子の加算
受給権者によって生計を維持されている子ども(18歳未満、あるいは20歳未満で障害等級1級2級に該当)がいる場合、障害年金に加え子の加算を受け取れます。

◎障害厚生年金の支給額
・1級:障害基礎年金+報酬比例の年金額×1.25+配偶者加給年金
・2級:障害基礎年金+報酬比例の年金額+配偶者加給年金
・3級:報酬比例の年金額(最低保証585,100円(月額48,758円))
・障害手当金(一時金):比例報酬の年金額×2(最低保証1,170,200円)

自営業などにより障害基礎年金のみ対象の方は、年金の給付対象になったとしても月額8万円と、かなり少ない給付金しかもらうことができません。
生命保険には医療保障や死亡保障だけではなく、障害状態や介護状態になった際に保障する商品もあります。この機会に是非検討してみてはいかがでしょうか。

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